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田中 稔（たなか みのる、1959年 - ）は、日本のジャーナリスト、「社会新報」編集次長〔「週刊金曜日」2012年5月11日号「本誌ではなく執筆者を狙い撃ち 白川氏が「名誉毀損」訴え」 〕。 == 来歴・活動 == * 千葉県生まれ。中央大学法学部卒業。趣味は油彩細密画。 * 自社さ連立政権時、首相・村山富市の官邸・公邸付き秘書を務めた。 * 山田洋行事件や普天間基地移設問題など、日米安保を巡る防衛利権構造を精力的に取材〔「憂国と腐敗」〕。防衛利権フィクサーの海外でのマネーロンダリング疑惑についてスクープ連載記事を執筆し、東京地検特捜部による捜査の突破口を切り開いた。三菱開東閣での三菱重工業による防衛族議員への接待の現場を直撃スクープ。防衛商社山田洋行専務の宮崎元伸への逮捕直前のインタビューも注目された〔「憂国と腐敗」〕。 * 東京電力関連で問題視される周辺人脈や企業等を取材し、原発立地などの利権に群がる政・官・業・学・報・暴の癒着構造について連載記事を執筆。東電の原発フィクサーと呼ばれる人物が2012年3月、田中の執筆した原発利権構造を暴く週刊金曜日掲載の記事〔〕について、田中個人に対して6700万円の損害賠償を求める名誉毀損訴訟を起こした。この裁判は出版社を訴えず、田中個人のみを標的とした訴えで、「原発スラップ」（口封じ訴訟）という言葉も話題になった。米国のジャーナリスト保護委員会も言論妨害事件と位置づけ、田中氏を支援することを表明した〔「米国ジャーナリスト保護委員会ＣＰＪ」〕。フランスの非政府組織国境なき記者団は同年7月、このスラップを批判し、裁判の中断を東京地裁に求めるプレスリリースを発表した。2013年8月、原発スラップ訴訟の原告で「東電の影」(朝日)と呼ばれた白川司郎は、田中への訴えを取り下げ、裁判は終結した。これは田中の事実上の勝利と、国境なき記者団は13年8月16日付で報じた〔国境なき記者団〕。 * 2013年の臨時国会に出された特定秘密保護法案の廃案を訴えて、社会新報紙上で連載「秘密保護法案の闇を撃て」を企画・執筆し、同法案反対の論陣をはり、注目された〔「twitter」〕（週刊の同紙2013年10月9日号より11回連載）。 * ISILに殺害されたジャーナリスト・後藤健二さんの母親に対して報道対応などの側面で精力的にサポート〔IWJ〕。 * 2015年4月2日、日本外国特派員協会で「報道の自由推進賞」の創設について、田中稔は清武英利元巨人軍代表と共に記者会見を行なった。同賞の審査委員に就任した〔BLOGOS〕 〔〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「田中稔 (ジャーナリスト)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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